せっかくイギリスに滞在しているのだから、ティーセットを買おうとは思っていました。
ロックダウン明け、ようやく開いたアンティークショップに行ったところ、とあるティーセットに一目惚れしたのがきっかけでアンティークカップの収集に火がついてしまいました。
STANDARD CHINA
ブルーと金のパターンが素敵です。6脚のカップトリオと、シュガーボウルのセットを購入しました。
◆ STANDARD CHINAの歴史
STANDARD CHINAはChapmans Longton Ltd社として、イギリスのStoke-on-Trent, Longtonにて活動していたメーカーです。
Chapmans Ltdは1916年にThomas C. Wild & Sons社の完全子会社として設立され、1916年から1966年まで活動していました。
Thomas C. Wild & Sons社は複数の陶器メーカーを所有していて、これらは1970年にRoyal Albertになります。
イギリスは本当にたくさんの陶器メーカーが存在していました。その歴史をまとめると本になるほどの情報があるため、後日ゆっくり解説していきたいと思います。
1916年から1930年まではスタンダード・チャイナと呼ばれ、1938年から1941年まではロイヤル・メイフェアと呼ばれていました。
1949年頃からはロイヤル・スタンダードになり、ある程度アンティークショップで見つけることができます。
私が購入したティーカップ
私が購入したカップのバックスタンプを見てみると、STANDARD CHINAの初期の頃の製品であることがわかりました。
購入したエディンバラにあるアンテークショップの店主によると、おそらく110年前の物とのこと。
110年前の陶器、しかも大戦を2度も乗り越えて私の手の元に渡ってきたとしたら考え深いものがあります。本当に大切に使われてきたのでしょう。
Aynsley – ROSALEE
Aynsleyは歴史深く、エレガントな陶器を作ることで有名ですね。このカップは繊細な金の装飾が魅力的です。
◆ Aynsleyの歴史
1775年にStoke-on-Trent, Longtonに設立したとされています。
1931年に発表されたチューリップ型は、メアリー王妃が注文したこともあるほど、Aynsleyの代表的なパターンのひとつ。このパターンは現在でも人気が高く、当時流行していたアール・デコ様式の典型的な例となっています。
世界大恐慌のさなかに登場したチューリップ型は、一般家庭では手の届かない高価な贅沢品であったことは間違いなく、現在でも入手困難なものとなっています。
1970年にはガラスメーカーであるWaterford Crystalに買収され、その後WEDGWOOD、さらにその後の1997年にアイルランド企業のThe Belleek Pottery Groupに買収されたのち2014年にStoke-on-Trentの工場を閉鎖してしまいました。
かつてはヴィクトリア女王、エリザベス女王、故ダイアナ妃など歴代の英国王室に愛されてきたブランドでさえ、閉鎖してしまうのは悲しいです。
私が購入したのはROSALEEというシリーズで、バックスタンプからは1940-1960年のものだと考えられます。
次回はパラゴン、ロズリン、ロイヤルクラウンダービーの陶器たちを紹介します!
Reference





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